森の図書室

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森と暮らし

松竹梅のひみつ

皆さんは、縁起(えんぎ)の良いものといったら何を思い浮かべますか?だるま・招き猫・鯛(たい)など、様々な縁起物がありますが、木にも縁起がいいとされている「縁起木(えんぎぼく)」があります。特に松・竹・梅は代表的な縁起木です。その理由は、それぞれの木の特徴に由来しています。

まず、松は寒い冬でも変わらず緑をたたえる力強い姿と、長く生き続ける特徴が、めでたさや長寿(ちょうじゅ)に例えられたといいます。

そして竹も、寒い時期でも色あせず緑を保つ強さ、さらに、雪の重みに耐えながらまっすぐ成長することから、志(こころざし)を曲げない心、成長力につながったそうです。

梅も、厳しい寒さに耐える強さが由来ですが、松・竹と異なるのは、冬に緑を保つことではなく、花を咲かせるということ。まだ春も遠い寒い時期に、他の草木に先駆けて花を咲かせることが、強い生命力や華やかさを表すものとされてきました。

このような由来から、縁起が良いとされてきた松・竹・梅ですが、縁起だけではなく、家庭円満な家族の象徴でもあります。
松は主人で、品位の象徴。梅は奥さん、優雅さの象徴。そして、竹は子どもを表し、強い意志の象徴とされてきました。

ちなみに、同じ料理が「松」「竹」「梅」に分けられていることがあります。それは、「特上」「上」「並」だとお客さんが並を注文しにくいので、別の言葉を当てはめるために「松竹梅」が用いられたといわれています。
ちなみに上から松、竹、梅とされているのは、中国から日本へが伝わってきた順番といわれています。

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