きこりん

木の実験・観察
研究室

木はどんな性質(せいしつ)をもっているのかな?
かんたんにできる観察から、楽しい実験まで、
きみの興味(きょうみ)に合わせてやってみよう!

葉脈しおりを作ろう

  • ワークシート
  • 実験
  • むずかしさ★★★
  • かかる期間1日

葉には、すじがある。これを葉脈というんだ。葉脈は、くきから水を運ぶための通り道だ。また、葉でできた養分を、くきへ運ぶ道でもあるよ。

葉脈だけを取り出してみよう。きれいな「しおり」になるよ。

ナンテンやヒイラギの葉がやりやすいよ。

  • 実験は、必ずおうちの人といっしょにしよう。
  • 実験前にこの実験方法をしっかり読んで、まちがった手順で行わないようにしよう。
  • 実験に使う材料は、おうちの人に用意してもらうこと。
  • 材料をなめたり、口に入れたりしないこと。
  • 材料がついた手で目をこすったりしないように気をつけよう。
  • 火を使うときは、おうちの人にやってもらおう。
  • 火をつけるときは、まわりに燃えやすいものがないのを確かめ、絶対にそばをはなれないこと。
  • 実験のあとは、おうちの人といっしょに手や道具をきれいにあらい、しっかりあとかたづけをしよう。

用意するもの

用意するもの
重曹ってなに?

正式には、炭酸水素(たんさんすいそ)ナトリウムという。水にとけたものはアルカリ性(せい)。アルカリ性のものは、タンパク質(しつ)をとかす。熱を加えると、二酸化炭素(にさんかたんそ)のあわを出し、水と炭酸ナトリウムに変わる。炭酸ナトリウムもアルカリ性。

実験しよう!

  •  水400mLを、なべに入れる。 ※アルミのなべは使わないこと。
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    水400mLを、なべに入れる。 ※アルミのなべは使わないこと。

  •  ふっとうしたら、弱火にし、重曹を大さじ>3ばい入れる。
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    ふっとうしたら、弱火にし、
    重曹を大さじ3ばい入れる。

  •  よくかきまぜる。あわがたくさん出る。
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    よくかきまぜる。
    あわがたくさん出る。

  •  葉を入れる。弱火で30分ゆでる。
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    葉を入れる。
    弱火で30分ゆでる。

  •  葉はうくので、ときどきはしでうら返す。湯気が手にあたると熱いので、はしは長めのほうがいい。
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    葉はうくので、ときどきはしでうら返す。湯気が手にあたると熱いので、はしは長めのほうがいい。

  •  湯が茶色くなる。30分したら、火を止める。
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    湯が茶色くなる。
    30分したら、火を止める。

  •  葉を取り出し、水に入れる。冷やしながらよくすすぐ。
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    葉を取り出し、水に入れる。
    冷やしながらよくすすぐ。

  •  ポリエチレンなどのてぶくろをして、つめでこすると、葉脈以外のところがとれる。

    手でこするときは、必ずポリエチレンの手ぶくろなどをしよう

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    ポリエチレンなどのてぶくろをして、つめでこすると、葉脈以外のところがとれる。

  •  使わなくなった歯ブラシで軽くこすってもよい。とりにくいときは、さらに少しゆでてみよう。
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    使わなくなった歯ブラシで軽くこすってもよい。とりにくいときは、さらに少しゆでてみよう。

  • 葉水であらい、かわいたらできあがり。
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    葉を水であらい、
    かわいたらできあがり。

緑色の葉のときはわからなかった、細かい葉脈が見える。水や養分の通り道は、葉にくまなくはりめぐらされていることがわかる。

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