森の樹木図鑑

樹木についての知識がたっぷり。
身近な木や、住まいの地域にぴったりの木を探せます。

アガチス

ナンヨウスギ科

南洋材のうちでは数少ない針葉樹のひとつで、昔はナンヨウスギといわれました。名前が針葉樹らしくないことや、年輪が明らかでなく肌目も緻密であることなどから、広葉樹と錯覚している人も多いかもしれません。さらに日本ではナンヨウヒノキと呼んだり(ヒノキは針葉樹)、一方でナンヨウカツラと呼んだり(カツラは広葉樹)、利用する分野によって取り引きの都合がよいように商品名が付けられているので、ますます混乱の元となっているようです。




【材質】


心材と辺材の差は不明瞭。心材は桃色を帯びた淡灰褐色や淡黄褐色、淡褐色など均一ではない。辺材は淡灰褐色。肌目は精、木目はほぼまっすぐ。やや軽軟で光沢があり、加工は容易だが節が多い。
しばしば陽疾(アデ)が見られ、乾燥時にその部分で割れや反りを生じやすい。耐朽性が低いので水湿のある場所には不向き。


【生育地】


マラヤ・フィリピンを含む東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ニューカレドニアなどに生育。


【住まいでの用途】


造作材、建具(特にドア)、家具など。