きこりんと行く
世界の森“木”行

ミステリースポットのような森を紹介するね。
ポーランド西部、ドイツとの国境に面した町グリフィノ。
その郊外にある森「クシュヴィ・ラス」だよ。
「クシュヴィ」はポーランド語で"曲がった"、「ラス」は"木"という意味。
その名のとおり "曲がった木"が生えているんだけど、
その曲がり方がミステリーなんだ...
◎森のすべての木が曲がっているわけではなく、
この一箇所だけが写真のように曲がっている。
◎どの木も北の方角に向かって「C」のように曲がっている。
◎曲がっているのは根もとだけで、それより上はまっすぐ伸びている。

では次に、なぜそんなふうに曲がったのか諸説あるんだけど...
◎第二次世界大戦前、木造船の船底をつくるための木材として、
弧を描くように育てていたから。
◎第二次世界大戦にドイツ軍の戦車が若芽の上を走ったから。
でも森の中のこの場所だけ踏まれることはあるのか？
しかも、みんな北の方角に曲がるなんてありえるのか？
...と、いうことで曲がっている謎は解明されないまま。
そんな不思議な森だけど地元では憩いの場となっているよ。
森に訪れた人が曲がったところに腰をかけて休憩したり、
ポーズをとって写真を撮っているんだ。SNS映えする森だね。

参考:旅の杜