きこりんと行く
世界の森“木”行
世界の森を案内するよ。
おどろくような森がいっぱいあるよ。
心あたたまるストーリーがある
「ロックフェラー・センターのクリスマスツリー」
「クリスマスツリーは、なぜモミの木が使われるのか知ってる?それは、冬に葉を落とさず緑を保つ常緑樹で、力強さ、永遠の命、神の永遠の愛を象徴しているからなんだ。このアメリカ・ニューヨークの冬を飾るロックフェラー・センターのクリスマスツリーも、もちろんモミの木。クリスマスの季節になるとインターネットやテレビでその姿が紹介されるから知っているかもね。この木は、1931年にロックフェラーの工事現場で働く人々が立てた小さなツリーから始まったと言われているよ。
この多くの人々を魅了するモミの木には選定・管理をする専属チームがいるよ。選定基準は高さ23m以上で約50,000個のライトを支えるためのしっかりとした枝振りや美しい形であることなどがあり、この条件の木を見つけるのは毎年とても大変なんだ。そして、毎朝ホースで大量の水をあげ、飾る場所を掃除し、雪が降れば除雪作業をしながら年明けまで守るんだ。
新しい年を迎え、ツリーとしての役目が終わったら収入の少ない家庭に安く提供するNGO団体に渡されて、家を建てるための建材として活かされる。クリスマスツリーが素敵な贈り物になるんだね!見る人の心に幸せを灯し、誰かの家になって希望を灯す。そう思うと今年、ロックフェラー・センターのクリスマスツリーがますます美しく見えそうだね。
参考サイト: 『newyork.jp』 -ロックフェラー クリスマスツリーがニューヨークに到着!-