森と暮らし

ツリーハウスを体験してみよう。

木の上に建てられた小屋（ツリーハウス）を見たり、入って遊んだことはありますか。今残っている最も古いツリーハウスは、イギリスのシュロップシャー州にあるツリーハウス。正確な記録は残っていませんが、17世紀に建てられたもので築300年以上たちます。両手を広げたような大きな枝振りが特徴的なイギリスのシナノキで建てられ、これまで何度も補修されてきました。1832年には13歳のビクトリア女王も来たこともあります。もともと人々が樹上に小屋を建てて生活するようになったのは、敵や洪水、動物、病気などから身を守るためでしたが、現在でもツリーハウスで生活する人々がいます。彼らはコロワイ族といって、ニューギニア島の西にあるジャングルで昔ながらの伝統を守って生活しています。コロワイ族の住居は、地上10〜12メートルほどの高さにあり、中には40メートルの高さのものもあるとか。また、海外にはツリーハウスをホテルとして活用しているところもあります。例えば、スウェーデンのヴァステラスにあるツリーハウス型ホテルの名前は「きつつきホテル」。なんだか森の住民になったかのようなユニークな名前ですね。