土砂災害防止
（どしゃさいがいぼうし）

大雨が降っても、たくさんの木の枝や葉っぱが、
雨が直接地面に降り注ぐのを防いで
土が削れるのを防いでいるんだ。
それに、木の根っこが水がしみこんだ土を
かかえこんで土砂くずれを防ぐんだよ。

洪水防止
（こうずいぼうし）

いろいろな生物が落ち葉や枝を分解することで、
森の土がふかふかになり、
水がしみこみやすくなっているんだ。
そのため森に降った雨は
土の中にしみこんで地下水となって、
時間をかけて川へ流れこむ。
つまり、森がダムのような役割をしているんだ。
もし、森がなかったら、
大量の雨が森から川に一気に流れこんで、
洪水が増えてしまうね。

生物多様性の保全
（せいぶつたようせいのほぜん）

森の中には数えきれない生き物が
活きているよね。
森を守ることは生き物たちの家を
守ることになるから、
大切な生態系も生き物たちの遺伝子も
守ることになるんだ。

森に木を植えて、育てて、木を活かす、
これを計画的にくり返して
森を守りつづける仕事のこと。

みんなのまわりにある木でできた物の多くは、
日本の林業によって
育てられた木が使われているよ。
でも、外国産の木がたくさん輸入されたことで
林業が衰退（すいたい）して、
手入れをされない荒れた森が増えてしまい、
土砂崩れなどの原因にもなっているんだ。

 

日本の木でつくられた
家や家具などを選ぶことで、
日本の森を守ることに貢献できるよ。

 

木でできた物を買うとき、
どこの国の木かを見てみてね。