木の実験・観察
研究室
木はどんな性質(せいしつ)をもっているのかな?
かんたんにできる観察から、楽しい実験まで、
きみの興味(きょうみ)に合わせてやってみよう!
森や林の中を歩くと、木の枝(えだ)や葉が落ちているね。これらを使って、森や林の中で見つけた昆虫の標本模型(ひょうほんもけい)を作ってみよう。
用意するもの
●長そで/長ズボン/ぼうし
●セロハンテープ
●両面テープ
★木工用接着ざい
- 枝や葉をさがしに出かけるときは、大人といっしょに行こう。
- 草木のしげった場所に入るときは、長そで長ズボンにし、はだをなるべく出さないようにすること。
- きけんな場所には、ぜったいに近づかないこと。
- 毒(どく)のある生き物や植物にさわったり、近づいたりしないこと。
- 野や山の植物にむやみにふれたり、口に入れたりしないこと。
- 落ちている枝や葉にさわるときは、そのまわりにあぶないものがないかどうかをたしかめ、気をつけてひろうこと。
- 植物などにふれた手で目や顔をさわらないようにし、家に帰ったら、かならず手をよくあらうこと。
- 木工用接着(もっこうようせっちゃく)ざいに書かれている注意書きをよく読んで使うこと。
- 木工用接着ざいを使うときは、下に新聞紙などをしいておこう。
- 昆虫をつくったあとは、おうちの人といっしょに手をきれいにあらい、しっかりあとかたづけをしよう。
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1
昆虫のからだのつくりを、図鑑(ずかん)で調べる。
昆虫(カブトムシ、チョウ、トンボ、セミ、バッタ、ハチなど)のからだは、頭、胸(むね)、腹(はら)の3つの部分に分かれている。 あしは3対6本で、胸からはえている。 触角(しょっかく)がある。
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2
森や林、野原で昆虫をさがそう。どこに、どんな昆虫がいたか、
メモしておこう。森や林で見つけた昆虫や、好きな昆虫を頭に思いえがいて枝や葉をひろう。
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3
ひろった枝や葉を組み合わせて木工用接着ざいではりつける。
どんぐりのような接着面が小さいものは、木工用接着ざいを多めにつけた後に指でしばらくおさえておこう。その後、動かないようにしてかわかすといいよ。
葉は、両面テープやセロハンテープではりつけよう。
森や林の中で昆虫を観察してわかること
森や林、野原や草むらなど、それぞれの場所に昆虫がすみ分けていることがわかるよ。
●森や林
カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、セミなど
●野原
カメムシ、ハムシ、コガネムシやカミキリムシなど
●草むら
バッタ、キリギリスなど。
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日がくれてすぐ、樹液(じゅえき)をなめに、カブトムシのなかまなどが集まり始める。
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明るい野原では、葉や花に集まるカメムシやハムシ、コガネムシやカミキリムシなどが見られる。
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昼間、草むらでは、バッタやキリギリスのなかまが見られる。
昆虫の色について考えよう
すむ場所によって、昆虫のからだの色はだいたい茶色と緑に分けられることがわかる。
森や林にいる昆虫は、暗い色のものが多い。そのため、枯(か)れ枝や枯れ葉でつくるとふんい気が出るよ。
また、野原や草むらにいる昆虫は、緑色のものが多い。そのため、緑の葉で作るとふんい気が出る。
黄色や赤などの昆虫をつくるときは、木の枝や枯れ葉で作ったものに、絵具で色をつけるといいね。