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森の恵み

Vo.6
楽しく、優しく。エシカルライフのススメ

人、地球環境、社会を大切にする
実は身近なエシカルライフ

最近「エシカル」という言葉を耳にしていませんか?

まだ聞き慣れない方も多いかもしれませんが、
実は私たちの暮らしに「エシカル」は深く関わっているんですよ。

エシカルをより身近に感じてもらうために
いくつかのエシカルをシーン別にご紹介します!

エシカルって何?

エシカルとは、直訳すると「倫理的な」あるいは「道徳的上の」という意味です。これだと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「人、地球環境、社会を大切にする」ことです。最近では私たちの身の回りにも拡がってきています。
例えば、マイバッグを使用する、リサイクル製品を購入する、食べ物を残さないといった行動がエシカルなんです。

エシカルって
森林と関係あるの?

私たちは日々森林から様々な恵みを受けて暮らしていますが、森林保全もエシカルな行動のひとつです。私たちが直接的に森林保全活動に関わることは少ないかもしれませんが、例えば「森林の持続可能性に配慮して育てられた木」で作られた製品を使うことは、森林保全につながる「エシカル」な行動と言えるのです。

エシカルライフは
誰でも気軽に始められる

でも、やっぱりエシカルな行動って難しそう…とまだ思ってませんか?
誰でも気軽にできる「エシカル」はたくさんあるんですよ!
ここからは、シーン別に様々なエシカルライフを紹介しています。ぜひ楽しみながら新しいライフスタイルの参考にしてください!

おしゃれにエシカル

木糸の製品で森林を健やかに

木糸(もくいと)とは、間伐材を使用して作られた糸のこと。最近では、木糸を使用して作られたマスクも販売されています。適切な森林管理により生まれる間伐材を有効活用しているので、林業の活性化にもつながります。

エシカルコスメで
肌にも
環境にも優しく

使われている材料や成分が環境に優しいことに加え、コスメが製造される過程においても人や環境に配慮されているのがエシカルコスメ。身も心も美しくなれますね。

アニマルフリーで
生き物を想う

毛皮や羽毛、皮革など動物素材を使わないアニマルフリーの考え方。最近では、サボテンやキノコといった変わった素材を使った皮革(レザー)商品も出てきています。動物保護につながり、お洒落も楽しめるエシカルな行動ですね。

アップサイクルで
服を長く
大切に着る

着古した服を染めたり、端材として小物に使用したり、より魅力的なモノに生まれ変わらせるのがアップサイクル。モノをすぐに捨てずに長く使い続けることもエシカルライフです。

やってみよう、身近なアップサイクル

誰でも簡単にできる、身近なアップサイクルをご紹介。

  1. 服を染めて気分一新アップサイクル

    市販の染料やバケツなどの容器、ゴム手袋などを用意して、自分好みの色に染めてみましょう。服を回収して染めてくれるアパレルブランドもあるので、自分で染めるのが難しい人は利用してはいかがでしょうか。

  2. お菓子や紙袋を小物入れにアップサイクル

    お気に入りのパッケージの空袋や空箱は、ハサミや接着剤を使って小物入れに「パッケージ リメイク」などで検索すると作り方が見つかるので、ご参考に!

おいしくエシカル

間伐材の食器で木の癒し効果を感じながらエシカル

見た目もおしゃれに、間伐材を使用した食器にご飯を盛り付けて食べてみましょう。自然の木目が美しく、木目には人間が心地よいと感じる効果もあります。

地産地消でエシカル消費

地元で採れた野菜や肉などを積極的に選んだり、地元のお店で購入するのもエシカルな消費行動です。地域活性化と同時に輸送エネルギーの削減にもつながります。

オーガニック(有機栽培)で美味しく優しく

農薬や化学肥料に頼らず栽培、加工されたオーガニック(有機栽培)食品を選ぶことで、食べる人、作る人の健康を守ると同時に、健全な土を守ることにもつながります。

フェアトレード商品で
生産者を
支える

コーヒー・紅茶やチョコレートなどによく見られる「フェアトレード」商品。適正な価格で取引することで途上国の人々の生活支援につながります。今では、輸入食材を取り扱うお店だけでなく、スーパーやコンビニでも購入できるほど浸透しています。

様々なサステナブル・ラベル

フェアトレード商品は、パッケージに認証ラベルなどが貼付されているものがほとんどです。フェアトレード以外にも、繊維製品や畜産物、漁業に関する認証ラベルなど、様々な種類があるので、ぜひ探してみてくださいね。

国際フェアトレード認証ラベル

その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベル。チョコレートやコーヒーなどの食品だけでなく、衣服等も対象です。

FSC®認証ラベル

森の動植物、地域の人々に配慮し、将来も豊かな森を維持できるように管理された森の木材が使われていることを証明するラベル。紙製品が認証を受けていることが多いラベルです。

有機JASマーク

農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表したマーク。農産物、加工食品などが対象です。

エシカルにお出かけ

マイ〇〇を持ってかしこくお出かけ

マイボトル、マイ箸、マイストロー、マイバッグなど最近ではオシャレで持ち運びやすいマイアイテムが増えています。 使い捨ての容器やモノをマイ〇〇で代用することで、プラスチックなどのゴミの廃棄量を減らすことができます。

シェアリングサービスは
急なときの
強い味方!?

急な雨には傘のシェアリングサービスが、スマホの充電切れにはバッテリーのシェアリングサービスがオススメです。 物を「新たに購入する」のではなく「シェアする」ことも生活に取り入れてみては?

いくつ知ってる?
お出かけ時に役立つシェアリングサービス

  1. 駅構内やデパート、商業施設などに設置された傘置き場から傘を借りられるサービス。特に鉄道会社で積極導入されており、利用できる範囲がどんどん拡大しています。ビニール傘の使い捨てが減るので、お財布にも環境にも優しいですね。

  2. モバイルバッテリー

    コンビニやスーパー、駅、空港、カフェなど、最近よく見かけるモバイルバッテリーのレンタルサービス。災害時には非常電源としてライフラインにもなります。いざという時に充電がすぐできるのは安心ですね。

  3. 自転車

    サイクルポート(指定の自転車置き場)でどこでも借りて返却できるサービス。CO2の排出量が少ない移動手段はまさにエシカル。

  4. 服、アクセサリー

    服やアクセサリーをレンタルできるサブスクリプションサービスも増えています。中にはスタイリストがコーディネートしてくれるサービスも。

エシカルで輪をつなげる

ボランティアに参加して社会貢献

NPOなどが主催するエシカルなプロジェクトやボランティア活動などに参加することもエシカルライフのひとつです。プロジェクトに参加して、エシカルライフを楽しむ仲間との輪を広げてはいかがでしょう。

参加者が増えているエシカルプロジェクト

海岸のゴミ拾いやヘアドネーション、フェアトレード商品の販売など様々な活動があります。ここでは、森林を守るエシカルプロジェクトの一例を紹介します。

植林活動

必要とされる場所に、最適な種類の木を植える植林活動。自分の手で植えた木が数年かけて育っていき、将来は私たちの暮らしを守ってくれる森林の一部になるのです。

緑の募金

森林ボランティア団体などによる森を元気にするための活動に活用されます。年間を通して、街中やネット上などで募金を実施しているので、興味のある方は「公益社団法人 国土緑化推進機構」のサイトでぜひチェックしてみてくださいね。

プロジェクトはどこで探すの?

  1. 自分の住んでいる地域(自治体)のHP

    ほとんどの自治体が、地域のイベントやボランティアに関する様々な情報をホームページ上で公開しています。

  2. SNS

    地域の任意団体などが活動の様子や募集などをSNSで流していることも。

  3. 消費者庁「みんなのエシカル消費」

    全国各地の地方公共団体や企業、団体の取組を紹介しています。
    サイトはこちら

  4. 一般社団法人日本エシカル協会

    日本で最初のエシカル団体。イベントやセミナーだけでなく、エシカルに関する教材の販売なども行っています。
    サイトはこちら

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