森の図書室
森について、木について、
知ってほしいことが、たくさんあります。
にっこり
日本の木
箱根寄木細工(はこねよせぎざいく)
木の色がつくる美しい模様
江戸時代、神奈川県の箱根で、土産物(みやげもの)としてはじまった、箱根寄木細工。
このきれいな模様は、描いたものではなくて、けやき、うるし、黒檀(こくたん)などの木を寄せて集めてつくっているんだよ。
色も塗らないで、もともと木が持っている色を活かすことで、これだけ豊かな模様を表現しているなんて、すごいよね!
使う木は50種類以上。
箱根は山が多くて、土地の高さもいろいろ。
だから、いろいろな種類の木が育っていて、
箱根寄木細工に使われる木は50種類以上もあって、
そこからつくりだされる模様は200種類以上にもなるよ。もともとは小物入れなどが多かったけれど、
最近は湯のみやお椀などの食器、インテリアなどもつくられているんだ。
木を使った職人の技が、これからも守り、伝えられていくといいよね!