森の図書室
森について、木について、
知ってほしいことが、たくさんあります。
森の秘密
木の寿命(じゅみょう)は何年くらいなの
木にはいろいろな種類があるので、寿命(じゅみょう)もいろいろです。
日本のカキ、モモ、クリなどのように、1階や2階の家の屋根くらいの高さの木は、十年から数十年の寿命です。百年生きられないものがほとんどです。
しかし、背(せ)の高くなる木には、おどろくほど長生きする木もあります。たとえば、ケヤキなどは千年生きるといわれます。屋久島(やくしま)に生えているヤクスギという木は、2千年から3千年生きているといいます。また、アメリカのジャイアントセコイアという木には、4千年以上かれずに生きているものもあるそうです。
けれども、これらの木の寿命は、あまりにも長いので、なかなか人間が実際(じっさい)に調べることはできません。これらの木が、今後いつまで生きられるのかということは、だれにもわかりません。研究者のなかには、およそ6千年までは生きるのではないかという人もいますが、今のところ、はっきりしません。
実際に生きられる可能性(かのうせい)があったとしても、強風や火災(かさい)、落雷(らくらい)によりかれたり、動物や虫に、葉や幹(みき)を食べられて、かれたりしてしまうことも少なくありません。