森の図書室
森について、木について、
知ってほしいことが、たくさんあります。
森と環境
木が電気に変わる!
木を使って、私たちの暮らしに必要な電気を生みだすこと。
それが「バイオマス発電(はつでん)」です。
バイオマスとは、木をはじめ、トウモロコシなどの農作物といった
生物由来(せいぶつゆらい)の資源(しげん)のことです。それらを燃やすことで
発電所のタービンを回して電気をつくります。
バイオマス発電は環境にやさしいのが特長。ここで、いくつか紹介します。
①使うのは、木などの再生可能(さいせいかのう)な資源です。
太陽光発電や風力発電と共に、
再生可能なエネルギー社会を実現していきます。
②間伐材や木材の残材などを燃料にするため、
森林資源の有効活用につながります。
③木は成長しながらCO2を吸収しています。
燃やしたときにCO2が発生しても、
結果的にCO2の量を増加させないことになり、
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の防止につながります。
バイオマス発電所は、日本はもちろん、海外でも造られています。
その数が増えていけば、石油や石炭などに代わるエネルギー源として、
救世主の役割を果たす可能性があります。