森の図書室

森について、木について、
知ってほしいことが、たくさんあります。

森と歴史

山の神様

日本では昔から八百万(やおよろず)の神の国と言われるほど、身の回りのあらゆるところに神がいるといわれます。木の神もいれば森の神、そして山の神もいます。ご神木や鎮守の森、寺院の本山が置かれる山や山伏で知られる修験道(しゅげんどう)などでもわかるように、山は神様が宿る場所とされてきました。山の持つ雄大さと荘厳(そうごん)さを畏(おそ)れ、敬(うやま)い、エネルギーを得る対象としてひきつけられたのでしょう。では今、山と人々の関係はどうなっているでしょうか。間伐などの手入れを怠りすぎて、本来の姿から大きく離れたものになっていないでしょうか。山に遊びに来た人々が置いていくゴミが景観を損ねてはいないでしょうか。あらためて山を大切に想い、考える必要があるかもしれません。

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