森と暮らし

木の家は、森と同じ。

世の中は、鉄やコンクリート、プラスチックなどの便利な新素材であふれています。なのに、日本人の8割以上が「木の家に住みたい」と思っているそうです。なぜでしょう？動物は木のない所では生きていけません。人間も、木に囲まれた所がいちばん気持ちよくて、健康に暮らせる場所だと本能で知っているのかもしれません。地球の目で見ても、木の家はとてもいいことをしています。森で大きくなる時に体にためたCO2を、そのまま大気中に出さないで、蓄えておけるのです。木の重さの約半分が炭素（たんそ）と言われていますから、その量は相当なもの。つまり木の家は、街にもうひとつの森をつくり、守っていくことと同じなのです。