森の図書室

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にっこり
日本の木

一位一刀彫(いちいいっとうぼり)

材料は。樹齢300年以上の木。

岐阜県の飛騨高山には、奈良時代からお寺や神社をつくるすごい技をもつ職人さんがいたんだけど、江戸時代になると、その技を活かして、一本の木から一つの作品をつくるようになったんだ。それが一位一刀彫。樹齢300年以上のイチイの木を彫っていくんだよ。イチイの木は、木目がものすごく細かい。だから、色をつけなくても、美しくい仕上がりになるんだ。

木のやさしさが生きる表情。

一位一刀彫の作品は、仏像から動物までざまざま。1つの作品に40種類以上のノミを使って、やさしい表情をつくりあげるんだ。職人さんが言うには「木のやさしさを生かすと、自然にやさしい表情になる」。職人さんと木が一体になって生まれるのが、一位一刀彫なんだね。これからも、木と生きる心と、ものづくりの文化、そのどちらも受け継がれていくといいいな。

材料になるイチイの木。

木のやさしさを生かすと、やさしい表情になるんだ。