森の図書室

森について、木について、
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森の秘密

いちばん大きい種子と小さい種子は何

大きい種子の代表は、ヤシの実です。その中でも、オオミヤシの種子は最大といわれ、1個(こ)が、大きいもので長さ35cm、重さ20kgもあります。また、この種子ができるようになるまでに、10年もかかるそうです。

小さい種子の木はいろいろあります。うすっぺらな種子、細長い種子、すなつぶのような種子。ツツジのなかまの種子はたいてい小さく、ごみとまちがえそうです。ツツジ科のシャクナゲの種子は、長さ1.5~2mm、はば0.5mmくらいです。ヤブコウジ科のイズセンリョウのなかまの種子は、三角に近い形のつぶで、長さもはばも、0.5mmくらいしかありません。

草の種子には、さらに小さいものがあります。着生ランの種子です。着生ランとは、ランの一種で、ほかの木の枝(えだ)や岩の上などにくっついて育つなかまです。いちばん小さい着生ランの種子は、重さが1億分の1gで、まるですなぼこりのようです。

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