森の図書室
森について、木について、
知ってほしいことが、たくさんあります。
森の秘密
木は水をやらなくてもかれないのはなぜ
木の根は、地中深くまではっているので、深いところにある水分もすい上げることができるからです。
はち植えの植物には、毎日、水やりが欠かせません。はちの中という、かぎられた水しか利用できないため、水が不足しがちなのです。花だんの草花でも、買ってきて植えつけたばかりのものには、毎日水をやらなくてはなりません。根がまだ地中にしっかりはっていないため、水を十分にやらないと、足りなくなってしまうのです。
植えて何年もたった木や、毎年生えてくる草花の根は、土の中に広くはっています。大きな木は枝(えだ)がたくさん広がっていますが、じつは根も、枝と同じくらい広くはっているのです。
からから天気が続いて、地面がすっかりかわいても、地面を深くほれば、しめっています。木の根は、地中深くまでとどいているので、深いところの水を利用できます。
少しくらい雨がふらない日が続いても、めったにかれないのは、そのためです。